ローリー・ウィルソン秘められた動物の生態が
明らかに

published 2006年clock 読む時間 45s
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ローリー・ウィルソンは、モバイルテクノロジーを用い、人間を含む動物がどのようにエネルギー使っているかを追跡するための革命的なツールを開発した。

ロケーションイギリス

エネルギーは動物界における通貨であり、その生態の多くの側面を明らかにするものである。これにより、地球上の生物を理解し、より優れた保護対策を実施できるようになる。スウォンジー大学で動物科学の教授を務める動物学者のローリー・ウィルソンが開発したDaily Diaryは、衛星追跡装置がカバーできない範囲に対応可能な、軽量の電子記録装置だ。これを使えば野生動物を観察し、いつ、どこで、何をしてエネルギーを消費しているのかというデータを含む、自然環境での生態も記録することができる。同じくロレックス賞受賞者のブラッド・ノーマンと、オーストラリア西海岸のニンガルー・リーフにて共同研究を行った結果、このツールは、動物の活動と、ペンギン、アナグマ、ヒョウ、ジンベイザメといった対象の種を保護する要件を調査するために、動物学者と環境問題専門家に活用されるようになった。

Daily Diaryのおかげで、数年前には想像もつかなかったような動物の生態について、情報を得ることができるようになりました。

この革新的な装置は、アスリートの能力向上や、喫煙の影響の測定等の幅広い分野で、人間の生態を調査するためにも使われている。また、カフェインや病気が人間にもたらす影響を評価するためにも利用できるかもしれない。このように幅広い用途があるDaily Diaryだが、ウィルソンの最大の目標は、このツールを使うことで自然に対する人間の理解を深め、絶滅の危機にある種を保護することなのである。

  • 70種

    これまでにDaily Diaryが調査 に使われた種の数

  • 32件

    科学専門誌に掲載された、このテーマの研究論文の数

プログラム

ロレックス賞

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