リュック・ジャン=フランソワ・デベッカー世界最古の
アート・ギャラリー

published 1978年clock 読む時間 40s
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先史時代の生活習慣や信仰を知る上で、ヨーロッパの洞窟壁画が大きな手掛かりになると考えるリュック・ジャン=フランソワ・デベッカーは、世界最古の「アート・ギャラリー」-石器時代の人々が自分たちの生活の記録を残した洞窟を数十年に渡り資料にまとめている。

ロケーションフランス

4万年前ヨーロッパに住んでいた石器時代の人々は、驚くほど写実的に技巧を凝らして当時生息していた動物を洞窟の壁に描いていた。このような太古の絵画は先史時代のアート・ギャラリーというべきものであり、他に類を見ない。石器時代に描かれた壁画だけでも実に20,000年もの歴史を誇り、その中にはフランスで発見された壁画をはじめとする世界最古の絵画が含まれている。

観察力と想像力に恵まれていた石器時代の人々は、歴史上最も重要なアート・ギャラリー、そして最高の動植物博物館を作り出しました。

ベルギー生まれのスイス人測量技師、リュック・ジャン=フランソワ・デベッカーは若い時に先史時代の芸術の虜になった。ヨーロッパの洞窟壁画の調査を始めたのは、70年近く前で、まだ10代の学生だった頃だ。その後彼は、できるだけ多くの洞窟を包括的に網羅し、壁画が見つかった場所と描かれたものを示す地図や写真を掲載したガイドブックを作れば、必ず役に立つと確信した。

ヨーロッパの洞窟壁画調査研究で第一回ロレックス賞を受賞した後、20年以上に渡り、デベッカーは余暇を利用して先史時代の芸術を資料にまとめ続けた。ヨーロッパと北米で150もの洞窟を調査し、石器時代の絵画を収めた写真は5,000枚以上に及んでいる。これらはすべてCD-ROM化されており、興味のある人は誰でも入手可能だ。先史洞窟絵画の研究グループも設立しており、世界中の専門家によるネットワークを築いている。

プログラム

ロレックス賞

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