スティーヴン・クレスリターン・フライト

published 1987年クロック 読む時間 0min 48s
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ハンターと漁師の乱獲により、19世紀にメイン州の沖合の島々から姿を消してしまったニシツノメドリ。だがスティーヴン・クレスの革新的な手法のおかげで、鳥たちは戻ってきた。

ロケーションアメリカ合衆国

鳥類学者スティーヴン・クレスのニシツノメドリに対する献身と、メイン州マスコンガス湾にニシツノメドリたちのコロニーを復活させるための、創意に富んだ方法は、14カ国で48種の鳥類保護プロジェクトが立ち上がるきっかけとなった。現在彼の「プロジェクト・パフィン」は、「海鳥再生事業」と呼ばれており、全米オーデュボン協会の科学部門の重要な事業だ。鏡、成鳥に似せたデコイ、にせの卵、コロニーのにぎやかな鳴き声の録音、この鳥が繁殖期に発する独特の匂いさえも使った、彼の代名詞である社会的誘因戦略は、海鳥、陸鳥の両方に用いられている。現在マスコンガス湾には、1,000組のつがいが5つの島で繁殖行動をしている。この中にはハンターによる乱獲のために1895年までにニシツノメドリが姿を消してしまった島も含まれている。

自然がバランスを取り戻すまで待つことはできません。そんなものは怠け心や無関心の言い訳です。絶滅しかけている種の保存に必要なのは、責任のある、思慮深い行動だけなのです。

クレスは、世界中の大勢の研究生たちが自分の方法を使っていることを喜んでいる。海鳥再生事業では、毎年20人ほどのインターンが研修を受けており、40年間で500人の学生が研鑽を重ねてきた。2015年、クレスはプロジェクトの成功と失敗を『Project Puffin: The Improbable Quest to Bring a Beloved Seabird Back to Egg Rock(プロジェクト・パフィン-癒しの海鳥をエッグ・ロックに呼び戻す奇想天外な探究)』という本にまとめた。現在クレスは、全米オーデュボン協会で鳥類保護担当の副会長、コーネル大学鳥類学部のフィールドインストラクターを務めている。

  • 500人

    海鳥再生事業で40年間に研修を受けた学生の数

  • 20人

    毎年研修を受けるインターンの数

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