Bernard Francou氷河の奥深くを目指して

published 2000clock 読む時間 40s
scroll-down

フランスの雪氷学者ベルナール・フランクは、アンデス山脈の氷河内部の深い部分から氷の一部を取り出し、数千年にわたる気候の変化に関するアーカイブを提供している。

ロケーションエクアドル、アンデス山脈

ここ数十年、エルニーニョ現象 - 太平洋赤道域において海面水温が例年より高くなる周期的な現象 - が繰り返し生じ、それに伴い世界中に洪水や火事、自然災害がもたらされている。エルニーニョ現象の頻繁化と激しさは地球の温暖化と関係があると考える科学者もいるが、ベルナール・フランクの研究は、その理論の根拠を実証するものとなった。

私が1991年に創設した氷河観測ネットワークは成果を上げています。私は気候についての知識をこの分野に詳しくない一般の人々に広めていきたいという思いをますます強くしています。

フランス研究開発機構の氷河モニタリングプログラムの責任者であるフランクは、エクアドルの最高峰チンボラゾ山の山頂の氷河の中心部から氷を取り出すというロレックス賞を受賞したプロジェクトを率いている。この試みによって収集されたエルニーニョ現象の長期的変化についての情報は、地球上の気候変動の理解をさらに深めるのに役立っている。

フランクはチンボラゾの削氷作業に対する独自の観察を発表し続け、この作業における主な発見はさまざまな科学雑誌および2冊の書籍の中で公開され、雪氷学者と気候学者に有効な情報を提供している。ナショナル・ジオグラフィックおよび気候変動における政府間委員会はこれまでにも彼の専門知識の提供を求め、また彼の研究におけるテレビドキュメンタリーも制作された。その科学的発見が認められ、フランクは2014年、レジオン・ドヌール勲章のシュヴァリエを受賞している。

  • 6,268 m

    エクアドルの最高峰、休火山チンボラゾの標高。そこで彼は削氷作業を行っている

プログラム

ロレックス賞

詳細を見る

このページをシェアする