Mark Kendallワクチン革命
published 2012
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生物医学者のマーク・ケンドールは、人々の生命にかかわるワクチン投与の方法において、革命を起こしている。発展途上国においてコストを抑えた、針と注射器を使わない予防接種の方法を生み出したのだ。
ロケーションオーストラリア、パプアニューギニア
マーク・ケンドールはロケット科学に携わる道を歩んでいた。しかし彼は流体力学の知識を使い、自身の才能を医療科学の分野へ投じることにする。肌に貼ったパッチを介してワクチンを放出させるという仕組みを生み出したのだ。彼の発明したナノパッチは、感染によって1年に命を落とす1700万人を助命する潜在性を有している。
ナノパッチは地球上に暮らす人々の健康を改善させる潜在性を持っています。
ナノパッチは、従来の注射針や角砂糖にワクチンを染み込ませる方法と比べ、より安全かつ効率的に人々に免疫を与えることを可能とする。何千という目に見えない小さな突出物から肌の表面に直接ワクチンが放出される。しかも免疫の反応はより強く、ワクチンの必要量が少なくて済む。
パッチの上にドライコートされているワクチンには冷却の必要もなく、電気の供給が不安定な発展途上国にあっては、接種はより容易かつ安価に行われる。服用量の投与に関しても簡単だ。小型のアプリケーターがパッチを肌に向かって押す。その際、接種者はごくわずかな衝撃を覚えるが、針と比べると格段に痛みは少ない。パッチは現在治験中で、まもなく世界保健機構を含む機関にて、ポリオワクチンに使用されることになっている。
1cm²
ナノパッチのサイズ
~ 20,000
ナノパッチひとつの肌表面への放出量
1/100
従来の注射器と針による接種方法と比較したナノパッチひとつのワクチン投与量