テレサ・マネーラ・デ・ビアンコ過去に続く足跡

published 2004年clock 読む時間 45s
scroll-down

アルゼンチンのペウエン=コに残された先史時代の動物の足跡は、海面の上昇と人間による破壊によって消滅の危機に瀕している。古生物学者テレサ・マネーラ・デ・ビアンコの画期的な取り組みのおかげで、それらの保存が進められようとしている。

ロケーションアルゼンチン

テレサ・マネーラ・デ・ビアンコが保護・保存に取り組んでいるのは、12,000年前に残された動物たちの足跡だ。現在では彼女の家の近く、アルゼンチンの大西洋岸に広がる全長3 kmのペウエン=コ遺跡だが、数千年前は鳥や哺乳類に多数生息する内陸部の池だった。数千年分の堆積物に覆われたこの遺跡は、海面の上昇と押し寄せる観光客による損壊によって、消滅の危機に瀕している。マネーラ・デ・ビアンコは、22種の鳥類、哺乳類が残した400余りの足跡を型にとり、現地の博物館に展示している。また、アルゼンチン当局を説得し、この遺跡を地質学、古生物学上の保護区とし、観光客が乗り回す自動車から守っている。

我々は、それほど昔でない時期まで生きていたこれらの大きな動物達何が起きたのかを分析しています。何が起きたのかがわかれば、我々の将来に影響を及ぼしかねない変化を防ぐことができるかもしれないのです。

現在彼女は、この地域をUNESCO世界遺産に登録することに心血を注いでいる。過去10年間、彼女はチームと共に考古学、古生物学、地質学、自然遺産保護の観点から多数の論文を発表している。マネーラ・デ・ビアンコは今後も教育・奉仕活動を継続し、持続可能なツーリズムを促進するつもりだ。

  • 90 x 40 cm

    遺跡最大の足跡の大きさ

  • 22

    ペウエン=コに足跡を残した動物種の数。マストドン、ラクダ類、フラミンゴ、カモなど

プログラム

ロレックス賞

詳細を見る

このページをシェアする