Laury Cullen Jr.エメレルドグリーンの森を
再生する

published 2004clock 読む時間 45s
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長い年月の間に少しずつ失われてきたブラジルのアトランティックフォレスト。しかしローリー・カレン Jr.のおかげで、状況は好転している。彼はこの森に生息する他に類を見ない野生動植物を、地元農民による森林保護という方法で守っているのだ。

ロケーションブラジル

かつて大西洋岸森林は120万㎢に広がり、ブラジルの12%を占めていた。26年前、ローリー・カレン Jr.がサンパウロのポンタ・ド・パラナパネマに移り住んだ頃、かつての壮大なアトランティックフォレストは、その10分の9が失われていた。木材とするために、または農地を確保するための樹木伐採によって、この地域の野生生物は危機的な状況にあった。

私たちがこの地で行った活動によってアトランティックフォレストの景観が変わり、緑で覆われるようになったことを、大変誇りに思います。

小地主たちに働きかけたこのブラジル人森林技術者は、アグロフォレストリーが弱った土壌を回復させ、森林だけでなくキンゴシライオンタマリン、ジャガー、バク、オセロットなどの絶滅危惧種を含めた動物の保護にも有効であることを証明した。彼が立ち上げたNGO生態学研究所は、一年で平均100ヘクタール、樹木では100万本を森林再生させている。

2011年、ブラジル最大の森林再生地帯が完成した。分断されて残っていた森を結ぶ、700ヘクタールの緑のベルトだ。カレンの活動は止まらずに続いている。分断されていた森と野生生物個体群を結ぶ地帯を管理するのは数百人の地元民だ。間植した樹木、野生生物、作物のおかげで、農業だけに頼っていた頃よりも彼らの生活水準が向上している。収入は18%増加したものと見られている。

森林再生と同時に農民のための新たな収入源を確保するというカレンの取り組み方法は、ブラジルで最も頻繁に引き合いに出されており、地域社会を基盤とした環境保護の成功例となった。自然と調和して生きる現代人類の新たな模範だ。

  • 65,000トン

    700ヘクタールの新しい森が成長を遂げた頃、蓄えることができる二酸化炭素の量

  • 300世帯以上

    新しい緑地帯とそれによって結ばれた森からの収入が増加した世帯

  • 5%

    農民参加数の増加率

プログラム

ロレックス賞

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