リンディ・ロドウェル・ヴァン・ハッセルトアフリカの健康バロメーター

published 2002年icon-clock 読む時間 0min 50s
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南アフリカからホオカザリヅルの威風堂々とした姿が消えつつあることに心を痛めた動物学者、リンディ・ロドウェル・ヴァン・ハッセルトは、保護活動のネットワークを拡大し、この鳥の生息地である湿地帯の保存に取り組んでいる。

ロケーション南アフリカ

アフリカでは、ツルは環境の健康状態のバロメーターだ。湿地帯から水が抜かれ、ダムが建設され、何百万人もの人間たちに安定した水を供給するのと引き換えに、ツルの生息地が減少している。

鳥たちの健康状態、この湿地帯の存続と持続可能性、そして人間たちの健康状態、これらは相互に直接関係しています。

体長1.7メートル、羽で覆われた肉垂と巨大な翼開長が特徴の、アフリカ最大のツル種であるエレガントなホオカザリヅルの姿は壮観だ。南アフリカの文化において欠かせない存在であるこのツルが、いつの日か姿を消してしまうかもしれないということは、リンディ・ロドウェル・ヴァン・ハッセルトにとって想像しがたいことだった。

1991年、ヴァン・ハッセルトは、南アフリカ国内の絶滅の恐れのあるツル種と湿地の保護に取り組む、ワーキンググループを立ち上げた。2002年、アフリカ全土を結ぶ保護ネットワーク計画により、ロレックス賞を受賞した。

彼女のプロジェクトはさらに拡大し、アメリカ合衆国の国際ツル財団と提携して、アフリカ全土のホオカザリヅルの個体群を監視した。20年以上に渡るこれらの活動のおかげで、南アフリカで発見された3種のツル、ハゴロモヅル、カンムリヅル、ホオカザリヅルの全ての個体数が増加している。

現在、プロジェクトの運営は同僚に託されており、ヴァン・ハッセルトは、2008年から複数の保護プログラムを支援するルイス財団で活動している。

  • 15種類

    世界のツルの種。どれもが複雑な求愛ダンスを行う

  • 11カ国

    アフリカ中央部、南部でホオカザリヅルが生息する国

  • 2 m

    ホオカザリヅルの翼開長

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プログラム

ロレックス賞

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