Pisit Charnsnohタイの内気な海牛

published 2004clock 読む時間 45s
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タイの沿岸から姿を消しつつあるジュゴンを救うために、ピシット・チャーンスノーは地元民を巻き込み、この内気な海獣の保護と、地元民が経済的に生き残る上で最重要な、沿岸の生態系の再生に取り組んでいる。

ロケーションタイ

かつてはジュゴン、別名海牛が、タイ南部の沿岸に広がる藻礁を食む姿は多く見られた。現在この大型で動きの遅い海獣の姿を見ることはほとんどない。30年以上もの間、ピシット・チャーンスノーと彼が立ち上げた団体、ヤドフォン(雨だれ)は、ジュゴンを草の根運動の中心に据えて、沿岸部全域とそこに住む野生動物と地元住民の経済の再生を目標に取り組んできた。

ジュゴンを理解し愛することを人々に教えています。そうすれば生息地を保全するようになり、生息地の環境が良くなります。すると魚の数も増えて、地元民がもっと収入を得られるようになります。

タイの海に生息するジュゴンを絶滅から救うためには、生息地再生のために地元住民を巻き込むべきだとチャーンスノーは考えた。現在この地域の海面下に広がる、ジュゴンの主要な生息地である藻礁は、近隣住民コミュニティによって積極的に保全されている。藻礁に繋がるマングローブ林も保全対象である。今では全体で5,000ヘクタールに広がっている。マングローブは世界中の沿岸生態系において欠かすことのできない要素なのだ。

ヤドフォンは、13の学校で定期的に教育プログラムを実施し、およそ2,000人の生徒が参加した。また、地方政府当局がジュゴン保護作戦を展開しており、ジュゴンに有害な漁法を禁止している。何年もかかったが、村が管理するマングローブ林が再生し始めただけでなく、沿岸漁業も活性化している。ジュゴンの個体数も安定しており、漁師たちの網も再び魚で膨らむようになった。

  • 25,000人

    50の漁村で沿岸再生に従事している人々

  • 5,000ヘクタール以上

    23の地域社会で保全されているマングローブ林の面積

  • 79村

    地域社会中心の再生事業に参加する村。そのうち17村がジュゴンの保護だけに取り組んでいる

プログラム

ロレックス賞

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