Shafqat Hussainヒョウとともに生きる

published 2006clock 読む時間 45s
scroll-down

シャフカット・フセインは、北パキスタンの辺境に住む農民たちに代替案を提示することで、家畜を襲うユキヒョウの駆逐を止めさせた。これにより人間とネコ科の大型動物が共存できることを証明した。

ロケーションパキスタン

シャフカット・フセインは、アメリカで経済学と環境人類学を学んだ。故郷に帰った彼を待っていたのは、無視できない使命だった。パキスタン北部は絶滅危惧種の一つであり、めったに姿を現さないユキヒョウの生息地でもある。ユキヒョウはバルティスタンのヒマラヤ山岳地帯の高山を行動範囲としており、家畜のヤギを襲うことが多いのだ。自分たちの家畜を守るために、地元の牧畜民たちは容赦なくユキヒョウを駆逐する。希少かどうかなど彼らには関係ない。

人間と家畜が環境の一部であるのなら、ユキヒョウも同じです。

1998年、共存という目標を掲げたフセインは、低額保険プランを考案した。大事な収入源であるヤギを殺された場合、すべて保険で村人たちに補償するというものだ。こうすれば村人たちが犯人のネコ科動物を殺す必要はなくなる。このユキヒョウ・プロジェクト、そしてユキヒョウの生息地を守るために人間を追放すればよいという従来の考え方に果敢に挑んだフセインには、多くの称賛が寄せられ、彼は2006年にロレックス賞を受賞した。

地元住民たちは毛皮を売るためにユキヒョウを何頭も殺すよりも、一頭でも生きていてくれた方がよほど自分たちにとって価値があると気付き始めた。プロジェクトに協力し、ユキヒョウの保護に取り組んでいる。このような相互利益は、プロジェクトが急速に成長していることを意味する。現在では、バルティスタン地方の16の村でフセインと彼のチームが活動を展開し、同種の保険制度はインド、ネパール、ブータン、アフガニスタン、中国でも採用されている。

  • 12,000人

    フセインのユキヒョウ・プロジェクトに参加する村人の数

  • 4,000~7,000頭

    ヒマラヤに生息するユキヒョウの数

  • 1%

    農民が払う保険料。最初は不承不承だったが、説き伏せられた

プログラム

ロレックス賞

詳細を見る

このページをシェアする