アンドリュー・バストーラスアフリカに視界を

published 2016年clock 読む時間 50s
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全世界にいる2億8500万人の視覚障害者の大半は、低所得の国々に住んでいる。しかも診察や治療の機会にほとんど恵まれない地域であることが多い。イギリス人眼科医のアンドリュー・バストーラスは、スマートフォンを基盤とする携帯可能な眼科検診装置を開発し、サブサハラアフリカの眼科診療制度を大改革しようとしている。

ロケーションケニア

2011年、眼科医であるアンドリュー・バストーラスは、イギリスの国民保健サービスの職を辞めケニアに移り住んだ。人里離れた土地に住む、5000人を超える人々の視力を検査した彼は、視覚障害が蔓延し、眼科専門医がほとんどおらず、診察を受ける機会も限られている国では、安価な検診方法が必要だと痛感した。

目の治療を必要とする人が実際にすぐに治療を受けられるわけではない、これが現状です。

彼が訪れた村の大半は、電気は無く道も整備されていないが、携帯電話を使うことはできた。そこで、ハイテク機器の替わりに携帯電話のサービスを利用することを思いついた。バストーラス彼のチームはその後、スマートフォンを基盤とする携帯式眼科診察キット(Peek)を開発した。保健サービス従事者でなくても視力検査が行えるようになったのだ。テスト運用では、25人の教師がPeekの使用訓練を受け、9日間で生徒20,000人の視力を検査した。

Peekは間もなくケニアの国家政策の一部となる予定だ。またボツワナ、インド、タンザニアでもこのシステムが使われている。ロレックス賞を受賞したおかげで、バストウラウスはプロジェクトを拡大させ、ケニアのキタレにPeekの中核的研究・訓練センターを設立する見込みだ。

  • 2億8,500万人

    世界中の視覚障害者数

プログラム

ロレックス賞

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