アレクサンドラ・ラヴリエタイガの学校

published 2006年clock 読む時間 50s
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シベリアの大自然に生きる子供たちは、学校に入るために親から離されることはなくなった。アレクサンドラ・ラヴリエが、近代的なカリキュラムと消えつつあるエヴァンキの文化の両方を学ぶことができる巡回学校を設立してくれたからだ。

ロケーションシベリア

シベリア南東部に住むエヴァンキ遊牧民の子供たちは、6歳になると家族から離され、寄宿学校に入れられることが多かった。自身もエヴァンキ遊牧民と結婚しているフランス人民族学者アレクサンドラ・ラヴリエは、巡回学校を設立し、エヴァンキ族の子供たちが家族の元を離れたり、祖先から受け継いだ伝統的な遊牧民文化を犠牲にすることなしに、近代的な教育を受けられるようにした。

エヴァンキ族の子供たちは、遊牧民生活か都会生活のどちらかを選ぶ必要がなくなりました。

ラヴリエのプロジェクトは成果を収めている。4歳から13歳まで150名ほどのエヴァンキ族の子供たちが、広大な雪の森を移動しながら、親とともにトナカイの群れを世話し、クロテンを狩るという伝統的な実地教育と、授業で使われる新しい技術教育から恩恵を得られるようになっている。生徒たちはロシアの学校の正規カリキュラムであるコンピューターと英語の授業も受けている。このような取り組みがロシア当局に巡回学校を認可させ、設備や教師の給料の一部を援助させるという道を切り開いた。ロレックス賞の援助によって、ラヴリエはエヴァンキ族の大学卒業生15人を教師として雇用している。彼らは一年のうち数か月をキャンプからキャンプへ移動しながら教えている。子供たちは近代世界と伝統的な世界の両方のメリットを得られるようになった。そしてラヴリエにとって何よりも意義深いのは、子供たちが祖先から受け継いだ文化が何世代にもわたり受け継がれていくことだ。

  • マイナス50℃

    シベリアタイガでは冬には気温がここまで下がることもある

  • 2006年

    ラヴリエが巡回学校を設立した年

  • 30,000人

    ロシアに住むエヴァンキ族の人口

プログラム

ロレックス賞

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