アマンダ・ヴィンセントタツノオトシゴを救え

published 1998年clock 読む時間 45s
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次の世代のために世界の自然遺産を守ること。この思いがアマンダ・ヴィンセントを駆り立て、海産魚、特にタツノオトシゴの保護に取り組ませている。

ロケーションフィリピン

漢方生薬に使われたり、珍品の観賞魚として水槽で飼われるなど、タツノオトシゴは常に危機に晒されてきた。だが、海洋生物学者アマンダ・ヴィンセントと彼女が主導するプロジェクト・シーホースのおかげで、保護活動が拡大している。

タツノオトシゴに惚れ込んでいるのは間違いありません。しかし、私の活動は進化して、今では政策が中心になっています。

ヴィンセントのロビー活動によって、CITES(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)加盟国181カ国が、自国のタツノオトシゴ個体群を守るために立ち上がった。

プロジェクト・シーホースの活動は、すべて先導研究に基づくものだ。その後政府、地元コミュニティ、その他の利害関係者と協力し、非常に効果的な保護活動へと発展する。

ヴィンセントは多数の取り組みを主導しているが、その中でもiSeahorseというアプリは世界中の市民科学者によって使われている。野生のタツノオトシゴを目撃したらその画像を記録し、国際的な一大データベースを構築するというものだ。ヴィンセントは、このような研究には一般大衆の参加が不可欠だと確信している。彼女によるロビー活動やキャンペーンは、海洋環境全体を包括するものだ。

ヴィンセント教授は、カナダ、ブリティッシュコロンピア大学の海洋水産研究所で主任教授を務めている。

  • 7種

    「絶滅危惧II類」に挙げられたタツノオトシゴ種。これまでに38種が絶滅の恐れのある種のレッドリストによる評価を受けている

  • 2500万匹

    一年間に取引されるタツノオトシゴの数

プログラム

ロレックス賞

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