Sebastian Chuwa200万本の植樹

published 2002clock 読む時間 45s
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ロレックス賞を受賞した植物学者、セバスティアン・チュワの先見性は、北タンザニアの人々を奮起させ、大規模な森林再生プロジェクトによる持続可能な将来を構築しようとしている。

ロケーションタンザニア

母国タンザニアでセバスティアン・チュワが見たのは、国民が生計を立てることが難しくなっているという現実だった。貧しく、だが人口は増え続ける地元民による自給農業が、森林破壊が進み、すでに弱っている生態系をさらに弱体化させようとしていた。これに対抗するために、チュワは自分が住むキリマンジャロ山の近くで植林と環境教育活動の先頭に立った。

私の国で環境保護を成功させるためには、草の根レベルで環境教育を行うしかありません。

2014年に亡くなったこの自然保護活動家の辛抱強さと根気強さによって奮起した地域社会は、北タンザニアにより良い将来のための種を蒔き始めた。形式ばらない森林再生運動を行い、希少価値の高いアフリカン・ブラックウッド、別名ムピンゴの種を蒔くのだ。また何千人もの小学生たちが苗の植え付けに協力している。

2004年に100万本の植樹を達成できたのは、ロレックス賞のおかげだとチュワは述べている。彼が創立したアフリカン・ブラックウッド保全プロジェクト(ABCP)は、賞金をムピンゴの苗圃を開発に充て、4輪駆動車も購入した。この車のおかげでプロジェクトは大いにはかどるようになった。2010年には200万本を植樹、その後5年間でさらに500万本の植樹を誓った。

チュワの死後は、家族が彼の遺志を継ぎ、苗を育てたり苗圃を刷新したりしてきた。植樹プロジェクトに学校や地域社会などの新たな参加者もいる。また、遺族はキリマンジャロ山という分水嶺を保全する草の根運動も展開している。北タンザニアの生態系を守る上で欠かせない山だ。

  • 200万本

    2010年までの植樹数

  • 70~100年

    ムピンゴの木が成長するまでにかかる年数

プログラム

ロレックス賞

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