サビーヌ・コットブータンの遺産の
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published 1996年クロック 読む時間 0min 56s
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1992年、ブータンを旅していた美術品修復家のサビーヌ・コットは、この小さな王国の古い要塞や寺院の美しさに魅せられた。と同時に、ひび割れた壁や崩れかけた土台を目にし、ショックを受けた。

ロケーションブータン

1996年にロレックス賞を受賞した後、コットと建築家ディヴィッド・ノックは、8週間かけて旅をしながらブータンを徹底的に調査し、小さな村の寺をから大寺院に到るまで、17箇所を訪れた。この調査旅行の結果は詳細な報告と提言にまとめられ、ブータン政府に提出された。寺院と壁画、絵が描かれた祈祷旗、彫像などの美術品の将来的な保存事業を政府に確約させるためである。

専門家ぶった外国人があれこれ指図しに来たと思われないように、気を付けていました。修道僧たちが自分たちの美しい文化遺産を誇りに思うのは当然のことです。今では彼らによる遺産保護を手助けできるようになったのです。

2000年に、コットはHandbook of Preventive Conservationをゾンカ語と英語で出版した。このハンドブックは現在でもブータンで利用されており、「文化財保存修復研究国際センター」がオンラインで提供している。また、ブータン王立織物博物館でも織物の保存にこのハンドブックが応用されている。2008年、コットはネパールのクゥォパ工科大学の遺産建築専攻の学生に壁画の記録方法を教えている。学生たちに課せられた最終試験には、同様のハンドブックの作成が含まれていた。その後、彼女はヒマラヤでワークショップを開講して以来、数々の持続可能な保存プロジェクトへの参加、台湾で保存修復専攻学生へのトレーニング、そして保存修復専門誌で論文を複数発表している。

現在コットは、美術品修復家としてオーストラリアで活動している。

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ロレックス賞

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