ピーター・ナイツ買うことを止めれば

published 1998年クロック 読む時間 0min 57s
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動物保護運動の多くが密猟の阻止や生息地の保全に注目する中で、イギリス人環境保護活動家、ピーター・ナイツは、絶滅の恐れがある動物に由来する製品の不買を人々に呼びかけている。

ロケーション中国

「自分たちが生きているうちに野生動物の違法取引を終わらせる」ことを使命とするワイルドエイドは、毎週、何百万もの人々にメッセージを発信している。型破りな環境活動家と自らを称するピーター・ナイツは、この組織の共同設立者であり代表を務めている。1998年、彼は絶滅の恐れのある野生動物性副産物に対する需要を無くそうという世界初の運動を指揮して、ロレックス賞準入賞した。この活動がワイルドエイドへと進化した。一度聞いたら忘れられないスローガン「買うのをやめれば殺生も終わる」を掲げている。

密猟を減らすためには、野生動物を使った商品の需要を減らせばいいのです。ジャッキー・チェンや姚明などの地元のスターを起用した我々の革新的な広告を利用したアプローチは、10億米ドル以上を活用しています。この活動によりフカヒレの購買は50~70%も減少し、象牙の価値は半分になりました。

密猟の誘因源である消費者需要に反する、ワイルドエイドの独創的なキャンペーンによって、ジャッキーチェン、ウィリアム王子、ジェーン・グドール、リチャード・ブランソン卿、ルピタ・ニョンゴ、姚明をはじめとする影響力のある人々との交流が始まり、活動を広めることを支援してもらえるようになった。「中国国営放送やインド国営放送のテレビ番組に出演するということは、巨大な視聴者層に呼びかけられるということだ。」とナイツは話す。主要な放送局を説き伏せ、無料でワイルドエイドの番組を流せるようにもした。

カリスマ性を持つ種の保護に焦点を絞るというワイルドエイドの作戦は、有効だという証拠をナイツは得ている。人々の態度を変えれば事態は大きく動くのだ。「この2年間で、フカヒレの消費は中国で50~70%減少、アジアの他の地域でも30%以上減少している。中国では象やサイの密猟に対する関心が50%も上昇した。」

  • 2億米ドル

    一年間にワイルドエイドが活用する無償のメディア支援の近似値

  • 33,000頭

    アフリカで牙を取るために殺される象の年間推定頭数。ワイルドエイドも象牙取引反対キャンペーンを展開している

  • 100人

    アンバサダ―としてワイルドエイドの活動に協力している有名俳優、スポーツ選手、ミュージシャンの数

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