Donald R. Perry熱帯雨林の樹上、林冠へ

published 1984clock 読む時間 50s
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生物学者から起業家となったドナルド・ペリーは、ツーリスト、学生、科学者などが、自身が「樹上の大陸」と呼び、生物学的な驚異が息づく熱帯雨林の林冠部を探索する方法を開発した。

ロケーションコスタリカ

熱帯雨林の樹上は、地球上に存在するすべての種のうち40パーセントが生息している、生物学的多様性の宝庫である。ただしそこに到達することは困難であるため、林冠部に生息する何百万もの種のうち75パーセント(またはそれ以上)は未知であると推測されている。

トラムに乗って林冠へ入ればツーリストの動きを制御できるので、自然にはとてもやさしいのです。徒歩だと特に土壌が浸食され、深刻な被害が起こることがあるのです。ここでは動物でなく、人間を檻に入れておく、ということです!

しかし、ドナルド・ペリーの創造力のおかげで、人々はこの素晴らしい樹上世界を目にできるようになった。何年にもわたってさまざまな研究用車両を開発した結果、彼は林冠部に生息する動植物研究を、より身近なものとしたのである。

1970年代、ペリーは樹上間にロープを張り巡らせた世界初のジップラインを考案した。ただし、このハーネスとプーリーには、利用する科学者の運動神経が非常によくないと使えないという問題があった。次に彼が考案したのは、ステンレス製ケーブルと堅牢なスチール製のケージを用い、ワイヤレスでの操作が可能な林冠調査用自動網(Next he built the Automated Web for Canopy Exploration=AWCE)というものだった。このシステムで、彼はロレックス賞を受賞している。しかし、研究者だけでなくツーリストたちもこれに乗りたいと希望していたことから、史上初となるゲージのない空中ケーブルシステム、「熱帯雨林ロープウェイ(Rain Forest Aerial Tram)」、そして林冠用スカイリフトをコスタリカに建設した。これらのシステムがもたらす自然への影響は、事実上ゼロである。

現在ペリーは、身体障害のある人が林冠へ登るためのシステムを構築するために、国際的な資金調達キャンペーンを行っている。彼が開発したエコトラムは自動式で、ケーブルのついたゴルフカートのように動作する、あらゆる人々が利用できるシステムである。

  • 40%

    熱帯雨林の林冠に生息している、世界中の種の割合

プログラム

ロレックス賞

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