モハメド・バー・アッバ砂漠に冷たい食物を

published 2000年クロック 読む時間 0min 51s
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農業従事者はもはや損傷を心配して急いで作物を売らなくてもいいのだ。需要に基づいて販売することが可能となった。

ロケーションナイジェリア

バー・アッバが考案した「砂漠の冷蔵庫」または「ポットインポット」は、ナイジェリアでほぼ自給自足の生活を送っている農業従事者にとって欠かせないものとなった。この発明はTIME誌による2001年の Inventions of the Year(発明賞)に選出され、彼の名を世界に知らしめることにもなったのだ。

農業従事者はもはや損傷を心配して急いで作物を売らなくてもいいのです。需要に基づいて販売することが可能となりました。

その仕組みはきわめてシンプルだ。ひとつ目の鉢の中にもう一回り小さい鉢を置き、その隙間に湿った砂を入れるだけである。砂に含まれる水分が蒸発する際に鉢内部の熱を奪っていき、中身が低温に保たれる。

ロレックス賞の支援により、バー・アッバは2005年までに、ナイジェリア北部11州、そしてカメルーン、チャド、エリトリア、ニジェール、スーダンの一部地域にこの「ポットインポット」約100,000個 を提供した。2008年には、民間公益団体である国境なき医師団が、ギニアで 子供用の抗マラリア剤を保存するためにこれを利用することになった。バー・アッバはまた、彼の発明品のコンセプトをガンビアにも紹介した。傷みやすい食物を保存できるようになったことで、農業従事者の収入と生活は大きく向上した。バー・アッバは2010年に亡くなったが、彼の功績に関する数々の論文は現在も出版されている。

  • 27日間

    バー・アッバのポットインポットによる初の実験で、ナスが痛まなかった期間。普通の状態では3日間しかもたない。

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